2010年10月16日
健康診断で血液検査や検尿で病気が見つかる場合もあります
うつ病ってよく耳にする病名ですが、どんな症状が詳しく知っていますか?うつ病は特別な病気ではありません。サラリーマンや主婦、誰もが罹る可能性のある身近な病気です。
病気というものは自分で気付かないうちに進行している場合が多々ありますが、職場や市町村で行っている健康診断を受けることで、早めに病気を発見することはできます。
でも、定期健康診断を真面目に受けていても、「うつ病」を発見するのはとても難しいと思います。うつ病は弱い人が罹るものと言って、自分はうつにならないと考えている人が多いですしね。
うつ病って名前をよく聞く割には、理解されていない病気です。人は何故「うつ病」になるのか知っていますか?正確に答えられる人は、まずいないと思います。
薬を飲めば、うつ病は治すことができます。でも治療には時間がかかります。どうしてなのか、それはうつ病の原因を取り除くことができないからです。それさえわかれば、うつ病の治療期間はは今よりずっと短くなると思います。
うつ病にならないために、「ストレスを溜めない」「スポーツで汗を流す」「気分転換をする」など、いくつか言われていることがありますが、現代社会に生きる人たちが「ストレスを溜めない」ようにするのは難しいです。
うつ病は精神的な病気で、肉体のどこかに不調が出るわけではないと思っている人が多いですが、実は違います。うつ病は単に「気分が落ち込む」だけの病気ではなく、うつ病に罹った人は肉体面でも症状が出てくるのです。
吐き気やめまい、胃の痛みなど、仕事や生活が困難になるくらいひどい症状がある人も多いです。病院でうつ病と診断されるまで、あちこちの病院を渡り歩き、それでも良くならないと落ち込む人も多いのです。
身体の調子が悪くて普通の内科を受診しても、すぐにうつ病と診断されることは滅多にありません。風邪薬や胃薬、ビタミン剤を処方されるだけで、適切な治療を受けることができないのです。
内科で診察を受け続けても、体調が戻らない時は、「心療内科」や「精神科」での受診をお勧めします。「精神科は変な人が行くところ」そんな偏見は捨てて下さい。普通の患者さんがたくさんいるところです。
うつ病はきちんと治療をすれば治る病気です。うつ病の人の脳内はバランスの取れていない状態。その脳に働く物質を助けてくれる薬を飲めば、症状が改善されるのです。
うつ病は決して恥ずかしい病気ではありません。誰だっていつなってしまうか分からない病気なのです。そして、治る病気であると言う事を理解して欲しいと思います。