2010年10月14日

ウナギは氷山の一角に過ぎないと誰もが思っているでしょう


今の時代、外食をするにしても食料品の買い物にしても、外国産の野菜は避けて通れないですよね。有機栽培にこだわりたい人にとっては、毒まみれの食事じゃないか!と言えるかもしれません。

有機栽培とはほど遠い、農薬残留問題もこれまで何度も話題になりましたよね。中国産のウナギに、同じく中国産のほうれん草…これだって、氷山の一角に過ぎないんじゃないか?と思う人も多いでしょう。

かといって、自分たちで口にするもの全てを有機栽培するわけにいかないと思います。なので食べ物に関してはその表示を信じて取捨選択するしかないのです。

生産性の向上を目指し、20世紀に入り人工的な化学肥料や農薬を使用し、有機栽培の否定のような農業をすることで、多くの人が食料に困ることがなくなりました。



しかしその代償で失ったものは大きいように思えます。昨今までの生産性や利益追求にこだわった農業でなく、有機栽培を続けていたら起きなかったであろう問題が、今になって表面化されて来ているようです。

その問題とは、早くから表沙汰になった人間の身体に対する影響ということだけでなく、有機栽培をしていれば起きないであろう土壌汚染、環境破壊、動植物の生態系を破壊などのことです。

こんなにも今までのやり方に問題が多いというのに、何故、古来の有機栽培をする農家が少ないのでしょうか。それはもちろん、手がかかるからに他なりません。

家畜は自然の状態に近づけた放牧をし、人工的でない天然の有機物の肥料を使用するという条件の他、有機栽培の基本である土についての条件もあり、現状を考えると転換しにくいことが挙げられます



またその他にも、育てている農作物に対してだけでなく、それらをとりまく生物や自然環境を守り、働く人たちの労働や人権に対する配慮も,有機栽培をする上で考えなくてはならないのです。

しかし、だからこそ「有機栽培」という一言が、宅配や地方特産の『売り』としての重要なキーワードになっているのです

それらの生産物が高値であっても,それらをチョイスすることで、危険な農薬を身体から遠ざけることができます。そして、その行動によって生産者が潤い、さらに安全な有機栽培を広めていくことにつながります。

ロハスや環境問題が注目されているのは、今や誰もが認めるところですよね。ですから食べるものだって自然に近い有機栽培であることは、今後さらに重要視されるでしょう。さあ、あなたも今から少しずつ、オーガニックライフを始めてみましょう!
















Posted by 山なしなしよ at 20:37